2022年7月1日金曜日

参列者「日中不再戦友好碑」を見学

   参列者「日中不再戦友好碑」を見学

 慰霊祭終了後、参列者が自家用車や徒歩で、苫小牧支部は貸し切りバスで「日中不再戦友好碑」を次々と訪れて見学し、記念写真を撮っていました。

 中国人留学生の皆さん、北海道中国会の参列者の皆さんなどが見学し、郭沫若先生の書を読んだり、裏面の碑建立の経過の文字を読んだりしていました。記念写真もスマホやカメラなどで撮っていました。

 左から中国人留学生の黄銘君さん、張文強さん、院生の李光照さん、運転手役の小川理事長、6月中国から北大法学部客員研究員の李雯静さん。

生き返った「日中不再戦友好碑」

  生き返った「日中不再戦友好碑」

      文字塗装を行う

    日中友好協会北海道連 会長 鴫谷節夫


 今年の第57回中国人殉難者全道慰霊祭で、前から懸案であった碑文のかすれを直すことが出来ました。 

 私と斎藤圭二さんで、随分前からこの碑文のかすれを直す方法を相談し、一旦は自分たちで塗料を買ってやろうと決めたが裏面の建立の経過の部分などは手に負えないと判断し、専門の塗装業の人に頼むことにしました。

 建立50周年記念の烈士園大改修を引き受けてくれた小樽市塩谷の住友建装に相談すると、実地検分のあと、引き受けてくれました。

 6月20日(月)余市太極拳の会の皆さんが、草取りをした日に文字塗装も行われて、作業をつぶさに見ることができました。小さな文字は小さな筆で丁寧に塗っていく様子を見て、やっぱり専門家に頼んで良かったと痛感しました。

 翌日、仁木町役場に行ったついでに昼近く烈士園に行ってみると、ちょうど作業が完了したところで、一緒に検分しましたが、鮮やかに生き返った碑文に胸が熱くなりました。

 正面の「日中不再戦友好碑」は「大谷瑩潤師」の直筆です。左面には郭沫若先生直筆の「発展伝統友誼 反対侵略戦争」の対句が刻まれ、落款もあります。この郭沫若先生の書を入手した経過は第22回慰霊祭の栞に載っています。

 仁木町に来たら、皆さん、寸暇を惜しんで中国烈士園に立ち寄ってください。お願いします。


支部理事会を開催

 支部理事会を開催


 6月8日、札幌支部は、今年もコロナ禍のため、総会を開催せず、支部理事会を開催し、昨年度の活動のまとめと決算、今年度の活動方針と予算について討議し、決定しました。

 昨年も今年度もコロナ禍で十分な活動ができずにいますが、中国人殉難者全道慰霊祭や室蘭の10・9中国人殉難者慰霊の集いなどを開催することや中国百科検定の実施などを決めました。

 新年度の役員については、次のように決定しました。

 理事長   小川勝美

 副理事長  三木ふみよ

 事務局長  影浦貞宏

 理事    重本雅江

 々     旗手繫雄

 会計監査  菅原健太

 々     菊地三郎

第57回中国人殉難者 全道慰霊祭を開催

    第57回中国人殉難者全道慰霊祭を開催

6月26日(日)午後1時30分から仁木町民センターにおいて、第57回中国人殉難者全道慰霊祭を74人が参列し開催しました。

 浄土真宗大谷派北海道教区北第3組5か寺(教照寺、正念寺、浄秀寺、宝泉寺、宝海寺)の住職の読経で始まり、読経のなか参列者が順次焼香しました。

 続いて、地元仁木町の佐藤聖一郎町長が慰霊のことばを捧げました。中華人民共和国駐札幌総領事館の劉亜明総領事の追悼のことばを慰霊祭事務局の鴫谷節夫事務局長が代読しました。

 鈴木直道知事などの弔文報告が行われました。

 慰霊祭世話人を代表して、専修大学北海道短期大学の寺本千名夫元学長が、今年の慰霊祭を取り巻くロシアのウクライナ侵略等に触れながら主催者挨拶をしました。

 在日華僑を代表して、北海道科学技術者連盟の呉敦顧問が戦時中の中国人強制連行などの歴史に触れご挨拶されました。

 続いて、中国人留学生・研究生が紹介され、挨拶しました。

 北海道大学中国留学人員友好聯誼会の黄銘君さん、張文強さん、室蘭工業大学中国人留学生学友会の趙岩さん、張恒さんが、それぞれ強制連行・強制労働等に触れながら挨拶しました。北海道大学法学部客員研究員の李雯静さんは「6回目の参列です。日本と中国の友好の懸け橋になります」と挨拶し、法学研究科大学院生の李光照さんが挨拶しました。

 続いて、地元仁木町議会の宮本幹夫副議長が歓迎の挨拶をされました。

 最後に、慰霊太極拳を鴫谷節夫道連会長が表演しました。

                                   5か寺の住職の読経
         世話人を代表して主催者挨拶をする寺本千名夫元学長
            華僑華人を代表して挨拶される呉敦さん