2018年1月10日水曜日

北海道中国会の懇親会に 影浦事務局長が参加

 昨年12月16日、札幌プレミアムホテル中島公園で北海道中国会第4回総会・講演会が開かれ、続いて開かれた懇親会に影浦貞宏事務局長が参加しました。
 田義之代表が挨拶と活動報告を行いました。
 今回発行された「北海道中国会会報」には、日中友好協会北海道支部連合会・札幌支部の新年交流会、ならびに第52回中国人殉難者全道慰霊祭にの写真と慰霊碑前の記念写真が掲載されています。

新入会員の自己紹介 勤医協札幌病院の細川誉至雄医師

 1953年生まれ。79年に旭川医科大学を卒業し勤医協中央病院(外科)に就職。専門は呼吸器外科で2005年から勤医協札幌病院に異動しました。
 働く人々のいのちと健康を守る北海道センターとの係わりから、最近はじん肺・アスベストや過労死問題に取り組んでいます。  
 縁あって、2009年から始まった日本キューバ科学技術交流委員会(1987年設立)の医療部の交流に参加し、INОR(キューバがんセンター)を訪問。
 肺がんに関しての講演や回診、手術等を中心に交流してきました。来年5月にハバナで第6回目が予定されています。また、この様な交流からアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会の会員でもあります。
 731部隊の人体実験もそうですが、戦争は人間の倫理観を奪い犯罪を起こさせる最大因子ではないか?
 今回「慰安婦」問題や南京大虐殺についても自分の目で確かめたい思いで、初めて中国旅行に参加しました。
 素朴な上海師範大学の学生さんや街中の店員さんと接し、また記念館の出口のPeace(平和)を見て中国の不戦の思いを感じることが出来ました。
 これからもよろしくお願いします。


       
          新しく会員になられた細川誉至雄医師と特別会員になられ細川久美子さん
           南京大虐殺記念館で献花後記念写真



 特別会員に入会しました。
   「中国の歴史と文化の旅」に参加して」  細川 久美子(東区在住)

貧しい農家で育った私には、大学進学を望むことはできなかった。年金を貰うようになったら大学に入学してみたいとの思いで、60歳から放送大学で学びの場を得ることができた。
 近年、中国史、韓国、朝鮮史を受講し、是非今回のツアーに参加してみたいと、夫に夏休みを合わせてもらい夫婦で参加した。
 百聞は一見に如かずの精神で参加はしたが、南京大虐殺記念館・南京慰安所旧趾陳列館・上海師範大学学生さんによる慰安婦博物館での説明を受け、衝撃を受ける日々であった。性奴隷とされたアジアの多くの女性の悲しみ、苦悩は想像を絶するものがあった。看護婦として勤務していた時、御指導を頂いた山崎幸元総師長さんの晩年の日中友好協会での活動にも触れることができた。もう一度元総師長さんが出版された『悲しみは松花江に流して』を読んでみたいと思う日々である。そして上海大学の学生さんたちの平和を願うキラキラした瞳に。沢山の勇気をもらうことができました。

       

友好と交流を一層深めよう        日本中国友好協会札幌支部 理事長 小川 勝美

 日本中国友好協会の会員・準会員の皆様、太極拳サークルや中国語教室の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 昨年は日中国交正常化45周年でした。また、盧溝橋事件と南京大虐殺から80年の節目の年でありました。
 6月に仁木町で第52回中国人殉難者全道慰霊祭を開催し、12月にはリニューアルオープンした南京大虐殺記念館を見学するなどの「日中平和の旅」を実施しました。
 今年は、日中平和条約締結40周年にあたります。
 憲法九条改悪許すなの運動を広げ、日中不再戦運動を引き続き取り組み、日中友好と草の根の交流を一層深めましょう。


本年もよろしくお願いいたします。
   日本中国友好協会札幌支部

   理事長  小川勝美
 副理事長三木ふみよ
 事務局長 影浦貞宏
 理事   稲津拓郎
 々         重本雅江 
   々    高橋忠明
 会計監査 菅原健太
 々    宍戸 健

 南京大虐殺記念館と「慰安婦」施設を見学

昨年12月14日から19日までの6日間「日中平和の旅」で南京・上海を訪れました。(道連版元旦号にも掲載)
 南京大虐殺から80年の節目の年で、12月14日にリニューアルオープンしたばかりの15日朝から見学しました。
 13日には習近平総書記も参列して「南京大屠殺死殉難者国家公祭儀式」が行われ、私たちが見学した時も、その時に使われた看板が壁一面に表示されたままであった。(写真)
 展示内容も2010年より充実していましたが、虐殺された遺体を沼に埋めたところを発掘して記念館を建設し、折り重なった被害者の遺骨などを「万人坑」としてそのまま保存・展示しているのは前回同様。
 2015年に開館した「南京慰安所旧趾陳列館では、外出から戻った館長が直接説明をしてくれました。
 上海師範大学の中国「慰安婦」歴史博物館を学生さんのガイドで見学しました。
 上海師範大学の教授が近年、1937年に日本海軍が上海に慰安所第1号として開設した建物を発見。この建物も見学しました。
           南京大虐殺記念館の「万人坑」として保存展示
            8棟の慰安所が保存
    壁からつるされた涙の前で妊娠させられた「慰安婦」像 花が手向けてある
           外出先から戻った館長が直接説明してくれた
           南京民間抗日戦争博物館で呉先斌館長と懇談
           呉館長(白い帽子)と共に参加者が記念撮影
               魯迅の墓地と記念碑前で
             上海の激戦地に建つ記念館
            上海で激戦が行われた4つの銀行の倉庫
               上海師範大学の入り口 2階に博物館がある
  師範大学前のローンに慰安婦少女像2体(朝鮮人と中国人)と1台の椅子がある
     椅子に鴫谷さんが座り、ガイドの学生さんたちとも記念撮影
   下は、大学2階の中国「慰安婦」歴史博物館でガイドの学生さんたちと

南京大虐殺から80年ー南京大虐殺記念館を見学

 昨年12月14日から19日までの6日間、日中友好協会北海道支部連合会が主催する中国平和の旅に17人が参加し、南京と上海を訪れ、日本軍の南京大虐殺記念館と「慰安婦」歴史博物館などを見学しました。
 参加者は、札幌10人、山梨2人、小樽2人、熊本1人、苫小牧1人、旭川1人の17人でした。
 15日、小雨が降り続く中、南京大虐殺記念館を見学しました。
 昨年5月からリニューアルのため休館し、12月13日に中国共産党の習近平総書記も出席して「南京大屠殺死難者国家公祭儀式」が行われ、14日からオープンしました。
 私たちは記念館前に献花と黙祷を捧げてから記念撮影をし、見学に入りました。
 2010年の見学時より、施設が拡張され、セキュリティーが厳重になり、また展示内容も充実していました。
 引き続いて、2015年に開館した「南京慰安所旧趾陳列館」を見学しました。
 2003年ごろ取り壊されてマンションが建設される計画であったが、大学教授などが働きかけ、日本軍の慰安所8棟がすべて保存されていて、虐殺記念館と同一施設として南京市が修復して開設しました。
 南京市の個人が数億円の費用を投じて開設している「南京民間抗日戦争博物館」を見学。呉千斌館長と懇談もし記念品を頂きました。
 17日、上海では、魯迅記念館や抗戦記念館などを見学しました。
 
淞 抗戦記念館は上海事変の激戦地に2000年に開館したもの。また、2015年に公開した四行倉庫抗戦記念館などを見学しました。
 18日は、2016年に開設した上海師範大学構内の中国「慰安婦」歴史博物館を見学しました。また、上海師範大学の教授が近年、日本海軍が1937年に上海で慰安所第1号として開設した建物を発見。今は数世帯が入るアパートとして利用されていますが、この建物も見学しました。
 日中友好新聞 北海道支部連合会発行の2018年元旦号から。
 
                花輪を献花する
              参加者全員で黙祷を捧げる
              参加者全員で記念撮影
細川夫妻も記念撮影