アメリカの挑発に乗って 自分の顔に泥を塗る中国
日中友好協会北海道連 会長 鴫谷 節夫
台湾の崔英文総統の訪米は七度目というが、今回は正副大統領につぐ要職であるマッカーシー下院議長と会談したと報じられた。
米台断交後、台湾総統が米国で会談した要人の最高位で、マッカーシー氏は会談後の記者会見で、「台湾への米国の武器売却を継続し加速する必要がある」と述べたとのことである。
蔡総統は、「民主主義は脅威にさらされている。平和を守るには強くなければならず、協力した方が強くなれる」と語ったとのことだ。
(道新七日付)
軍事的威嚇で支持を得られるか
これに対する中国側の対応は、相も変わらず武力による威嚇一本槍である。新鋭空母「山東」を中心とする艦隊を台湾沖に派遣し機動部隊の初訓練を行った。
「山東」から艦載機を発進させて台湾の軍事施設を叩き潰すというのだろうが。そうなれば沖縄の米軍基地から出撃して応戦することになるであろう。
こんなシナリオを支持するのはプーチンぐらいだろう。
武田篤朗さんお遺言 いつの日か
武田篤朗さんが書き残した「あるSL労働者の旅路」の後書きに次のような「期待」が残されている。
私の人生に決定的な影響をもたらした「新中国」は「文化大革命」や「天安門事件」にみられるように大きく変貌し、人々を感動させた当時の「良さ」は昔語りとなった。
・・私は、中国人民との友好を願いつつも、政権に対する信頼は、事実と道理にてらして、強い不信感に変わった。しかし四千年の歴史に培われた中国人民の知恵と潜在力は、何時の日か民主的政権を我が物として曾ては国際的評価を得た「平和五原則」に光を当てるであろうと期待される。
私は何かあると武田篤朗さんこのことばを読み返している。
そして習近平さんにも読んで欲しいと思うのである。
チオノドクサ