第38回 7・7平和集会 120人をこえる参加者
日中戦争の発端
盧溝橋事件(1937年7月7日)から86年
「戦争と平和」
~私たちが学び、次世代に伝えるために~
と題して、7月7日、かでる2・7の大会議室で、第38回 7・7平和集会が開催されました。
日中友好協会札幌支部をはじめ、平和団体、宗教者団体など、33団体が参加する実行委員会が主催しました。
今年の講師は、飯塚正樹氏(北海道高等学校教職員組合 中央執行委員長)。
講演の題は、「今こそ 憲法学習に、政治教育、歴史教育を」でした。
参加者は120人をこえました。
司会は、浦瀬佑司(靖国神社国営化阻止キリスト者グループ)さん。
開会あいさつ・講師紹介を実行委員長の今橋直弁護士(青年法律家協会)が行い、「若い人たちに、憲法や平和の大切さを私たちが伝えるうえで、参考になる講演をと考え、高教組の飯塚先生にお願いしました。飯塚先生は、江別高校定時制の現場で直接、平和や憲法などの教育に当たられている方です」と紹介しました。
飯塚先生は、自己紹介で、釧路西高校を振り出しに、道内の各校で教鞭をとり、その後、高教組の専従役員を務め、2011年の春に、江別高校定時制の教員になり3年生の担任になりました。
2016年度から憲法学習を基礎とした政治教育に取組み、4年生の「政治・経済」から。ちょうど「18歳選挙権」元年、7月に参議院選挙があり、4年生は全員有権者、と述べ、1,政治・経済の年間学習計画を立て、2、選挙について、3、「労働」を軸に「政治・経済」を学ぶ、4,「税金の集め方、税金の使い方」の授業、5、4年生学年末の答案」より、6、歴史学習においても「憲法学習」の支店を、7、2022年「ウクライナ危機」をめぐって、9,「安保三文書」をめぐって、など、生徒の感想をはじめ豊富な資料(生徒会機関誌「小波」への教職員から卒業生に贈る言葉)を使った講演をしました。
質疑応答・デスカッションの司会を本庄十喜(日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会)先生が務め、数人の方々が発言し、飯塚先生が丁寧に答えていました。
集会決議の提案を、西千津(カトリック札幌教区 正義と平和協議会)さんが行い、参加者全員の拍手で確認しました。
西千津さん
本庄十喜北海道教育大学札幌校准教授
飯塚正樹先生
今橋直弁護士
深瀬佑司さん