【一度は行ってみたかった南京】
11月22日から25日の3泊4日、日中友好協会と(株)旅システム企画の「中国歴史と文化の旅 南京」に夫婦で参加しました。旅システムの青木久美子さんを含めて8人のコンパクトな旅でした。
南京は人口800万人。日本と時差は1時間。
明の初代皇帝朱元璋が全国から石工を集め、ブロック大の石を高さ約30m全長33・67㎞(ちなみに東京の山手線は34・5㎞)に積み上げて造った城壁が、町の中心を取り巻いています。
2日目、私にとって一番の目的地である「侵華日軍南京屠殺遇難同胞記念館」を訪問しました。南京市の南西にあって、揚子江から数キロ離れた土地の一部を発掘、あるいは切り取って、その上に建てられた記念館です。
展示物切替えのため1か月の休館のところ、添乗員の王さんが「日本の北海道から来た」と交渉して頂き、特別にしかも無料で中に入れてくれてました。瀋陽市からわざわざ来てくれた旅行会社の張さんが「本当に見てほしいのは貴方達ではありません」と言ったのが印象的でした。
老若男女の白骨死体が累々と何層にもなっておりその数は分かりません。息をのむ光景でした。「これはほんの一部です」との王さんの説明に「それではその周辺で建物を建てると、遺骸がたくさんでて来るのではありませんか?その時はどうするのでしょう」すると押し黙るようにしてから「建築業者も仕事が遅れるので・・・」
私はそれ以上のことは聞けませんでした。
3日目、南京民間抗日戦争博物館(呉先斌さんが私財で開館)を訪問。呉さんは出張を取りやめて迎えてくれました。戦時中の銃や銃剣、ヘルメット戦死者の氏名や遺影などが展示され、日中戦争関連蔵書は4万部に及ぶと言っていました。持参した「日本は中国でなにをしたか」を贈呈しました。
南京慰安婦旧趾を見学
南京慰安婦旧趾は、木造二階建の長い建物が 5棟並んでいました。
入り口に帳場が設置され大福帳のような物が置かれていました。
名前と所属部隊が書き込まれ、そして料金を払うとコンドームが渡されました。それは女性達のためではなく、兵隊達を性病から守るためだったのです。
3畳くらいで部屋の窓には逃亡を防ぐための格子が掛けられていました。
南京大虐殺記念館を見学
南京慰安婦旧趾陳列館を見学