「劉連仁裁判資料集」出版へ
❘オンライン・シンポジュウム開催❘
日中友好協会北海道連 会長 鴫谷 節夫
昨年12月12日「戦争の歴史に向き合う~中国人強制連行裁判(劉連仁裁判)資料集刊行にあたって~というオンライン・シンポジュウムが開催されました。
これは裁判資料の散逸を防ぐために「すいれん舎(社長高橋雅人氏)」の協力により「劉連仁資料集」出版の事業が進む中で、資料編集責任者関礼子氏(立教大学社会学部)の呼び掛けで開催されました。
最初に、すいれん舎・高橋雅人社長の挨拶がありました。発言者はこの裁判に深く関わった小野寺利孝、森田太三、田中貴文の各弁護士の皆さんですが、劉連仁さんとの関りが深いということで札幌郷土を掘る会小松豊さんと鴫谷が依頼を受け発言しました。
私のテーマは「日中友好協会と劉連仁」という事だったので短い時間で何を話すか、大変考えました。私たちと劉連仁さんの交流は長い歴史があり、亡きあとも劉煥新さんさらに劉利さんにつながるものですから前日までやっと2千字あまりの意の尽くせぬ原稿ができました。当日は相手の見えぬ画面に向かって夢中でしゃべって冷汗をかいて終わりました。
私は日中本部に在った劉連仁関係の資料を借りて整理し、1991年6月から1992年9月までの間に劉連仁資料、その一からその三まで手作りの冊子にしました。その資料は確かに裁判でも使われたと思い出したので資料集にいれて欲しいとお願いしたら、関教授からそれは入れる予定になっていると言われました。
私の発言も機会があったら紹介したいと思います。