2023年10月13日金曜日

中華人民共和国成立74周年と中日平和友好条約締結45周年祝賀レセプションが、9月25日札幌のホテルで盛大に開催されました。  新型コロナウイルスの感染防止のため、成立祝賀レセプションは3年間中止していましたから4年ぶりの祝賀レセプションの開催です。  日本中国友好協会北海道連から鴫谷節夫会長と小川勝美理事長の2人が参加しました。  開会に先立ち二胡と中国琴の演奏が行われました。  夏少傑代行総領事は挨拶で「現在、領国関係は複雑な試練に直面していますが、中日関係の重要性に変わりはありません。平和友好条約の初心に立ち返り、新しい時代の関係構築にご尽力を頂きたい」と参列者に呼び掛けました。  来賓挨拶には道の副知事や札幌市の副市長などが立ち、達増岩手県知事のビデオメッセージが壇上両側の大スクリーンに放映されました、

 ついに碑再建除幕式

第22回中国人殉難者全道慰霊祭

   劉連仁さんの思い出(29)

   日中友好協会北海道連 会長 鴫谷 節夫


  盧溝橋事件50周年

 第22回慰霊祭の1987年はちょうど盧溝橋事件50周年に当たりました。

碑再建募金の訴えと慰霊祭への参加の呼び掛けでもこのことを強調しました。北海道への中国人強制連行が中国への侵略戦争の重要な一環であることを強調し、碑再建の募金目標を2百万円に設定して広く呼び掛けました。

   地元2町に新聞折込

   仁木町・余市町では新聞折込したチラシでは、次のとおり訴えました。

 忘れてはいけません。

 日本が、中国への侵略戦争で中国人民千数百万人を殺したことを。中国人約四万人を強制連行し、そのうち六千八百余人を死に至らしめたことを。

 私たちは、仁木町大江鉱山での犠牲者、「李振江」氏等十二名の霊を慰め日本が再び軍国主義の道を歩むことのないよう、「日中不再戦友好碑」を建立し、毎年盛大に慰霊祭を行っています。

 今年は二十年余の風雪によって傷んだ碑と土台を再建しました。ぜひ、ご参加ください。


 皆さんお気付きと思いますが、チラシ文には問題があります。「十二名の霊をなぐさめ」というのでは全道慰霊祭という趣旨に合わないのです。毎年供養する人々の名簿を作らなければならないと思いました。

   参列者108名

 ともあれ第22回の慰霊祭は参列者108名賛同団体169、賛同個人163名という空前の規模に発展しました。栞の1ページをとって「郭沫若氏の碑文の経緯」が載っています。

                                          (つづく)