出発当日、北海道は台風の影響で、朝9時発の羽田行きは欠航するものと覚悟していましたが、意外にも順調に飛び、羽田2時発北京行きに間に合いました。
「国慶節ブルー」といわれる国慶節の休みの期間、PM2・5も姿を消し、さわやかな秋空に恵まれました。今年は円安のため、1日短い4日間の研修となりましたが、毎日の練習時間を1時間増やし、却って充実したものとなりました。
我々2人は、昨年1年間東京に留学され、札幌にもお呼びした武冬先生の陳式を学びました。陳式の攻防をふたりずつ組んで対練形式でつないでいき、大変難しいものでした。
全員、朝6時半からの朝練に参加して何とかマスターしようと真面目に取り組みました。見えない丹田を動かして陳式をする。武冬先生は我々に高い水準を求めているのだと感じました。日本で1年間教えたのだからこれ位できるはずだということなのでしょうか。
練習の中日、5日は、自由時間で、三木は8人の仲間たちとバスと地下鉄に乗って西単の大型書店(図書大廈)へ行きました。
その書店には、喫茶店が併設されていて、今まで地べたに座って本を「座り読み」していた中国人が、1人ずづ静かに高いコーヒーを飲みながら本を読んでいる新しい光景を見つけました。我々8人団体の方が騒がしく恥ずかしい思いをしました。
中国に新しい文化が生まれつつあると感じました。