2016年4月6日水曜日

『生きる 劉連仁の物語』森越智子著  青少年読書感想文全国コンクール の課題図書に!

 戦争中日本に強制連行された劉連仁さんを描いた森越智子さん著の『生きる 劉連仁の物語』(童心社刊)が、この度、第62回青少年読書感想文全国コンクールの中学生の課題図書に選定されました。
 同コンクールは児童生徒・勤労青少年を対象に読書活動の振興等を目的に1955年に始まった読書運動で、公益社団法人全国学校図書館協議会と毎日新聞社の主催により、毎年開催される大規模なコンクールです。
 課題図書は前年に出版された新刊図書約6万点の中から、青少年に相応しい図書として18点が選定されるのですが、なんとその1冊に選ばれたのです。また同時開催の北海道コンクールの小学生高学年の指定図書にも選定されたとのこと。
 「戦後70年を経て戦争を知らない日本人が大多数の今日、日本が歩んできた道程を省みることで、人として自らの尊厳をかけて生きることの意味や人権についてじっくり考えるきっかけになる。」(課題図書推薦文)
 本書は6月頃から課題図書として全国の学校・公共図書館・書店に改めて展示・販売され、子ども達へ届けられます。