5月28日(日)当別町若葉会館において「伝える会」の総会が開かれ、日中友好協会から鴫谷節夫道連会長と、影浦貞宏事務局長夫妻が参加しました。
総会は、大嶽秋夫伝える会事務局長の司会で進められ、議長には大沢勉会長代行が選任されました。開催にあたって大沢氏は時代を逆行するような昨今の国の動きに憂慮し、劉連仁さんのような被害者を二度と出さないためにも、この活動には重要な意義があると強調されました。
来賓の挨拶に立った鴫谷節夫道連会長は、劉連仁さんの発見以来長きにわたって語り伝え、碑を守ってこられた「伝える会」に対して心からの敬意を表されました。次いで挨拶に立った影浦貞宏事務局長は、昨年の日本、中国、韓国、台湾の青少年や保護者などが160余名が参加した第15回東アジア青少年体験ツアーで生還碑を訪れたことや、高文連放送局全道大会で月寒高校が劉連仁さんについて取り上げたことなどをあげ、若い世代にも少しずつ関心がもたれていることを紹介しました。
また、大嶽事務局長からは、千葉県東葛看護専門学院の学生40人と教師ら3人が参観に来られたことなどが報告されました。今後の活動として、劉さんの「偲ぶ会」と合わせて碑の見学・交流会を開こう。劉連仁さん逃亡の足跡をたどるツアーを行えないか。読書感想文に取り上げられた「生きる 劉連仁の物語」の作者森越智子さんの講演会を開けないだろうか。あるいは劉さんの子息煥新さんと、こちらの活動を日常的に交信できないだろうか等々、活発な提案が出され盛会のうちに終了しました。
総会に参加した皆さんと
総会の模様