2018年5月22日火曜日

「今こそ 冷静に 北朝鮮『問題』」 ~伊勢崎賢治さんが語る 紛争解決のリアル~

4月28日、かでる2・7において、青年法律家協会北海道支部主催の憲法フェスティバルが開かれました。
 冒頭、開会挨拶で今橋直弁護士は「昨日南北朝鮮首脳の歴史的な会談が行われた。表題の集会は昨年10月から準備したもの」と述べました。
 伊勢崎賢治東京外国語大学教授は、「昨年9月、ソウルで、北朝鮮とパキスタンを除く太平洋の陸軍トップの会議が持たれた。米軍が北朝鮮の政権を倒すのは簡単だが、その後の占領統治と武装解除に相当の時間と金がかかる。アフガンやイラクがそうだ」、伊勢崎氏も国連職員として参加したことを明らかにしました。
 韓国の米軍は、国連が認知していないのに国連軍のシャッポをかぶっている。朝鮮国連軍地位協定の中に在日米軍基地が使用できることが明記されている。自衛隊は世界で5位の軍事大国なのに、日米地位協定で米軍が駐留するという異常事態が続いている。また、この異常な地位協定がジブチなど自衛隊が派遣されたところでは加害者になっているなどと講演しました。
                伊勢崎賢治教授
               閉会挨拶する田中貴文弁護士