2月11日、ホテルライフフォート札幌において、靖国神社国営化阻止道民連絡会(日中友好協会も参加団体)主催による「第43回紀元節復活反対道民集会」が開催されました。
主催者を代表して、浦瀬佑司氏(札幌バプテスト教会会員)が挨拶され、連絡会の経緯を紹介する中で「連絡会は今年50年目を迎えます。しかしながら靖国神社を国営化しようと目論む自民党政権は『国民投票法』を成立させ『日本国憲法改正草案』を発表し、『集団的自衛権』『平和安全法制案』『国際平和支援法』など、次々と戦争にひた走る法案を強行採決しています。そして2月2日、中東に護衛艦『たかなみ』を派遣しました。
私たちはこうした危機的な状況にあるからこそ平和、人権、民主主義を守るため、そして『思想、良心、信教の自由を守るための取り組みを強めなければならないと考えます」と開会の挨拶をしました。
「メディアと私たち~忖度・弾圧と表現の自由に抗う」
武蔵大学社会学部教授
永田浩三氏の講演
永田氏は、NHKでクローズアップ現代などのドキュメンタリー番組を作ってきたジャーナリストです。
最初に最近起こった出来事として
アフガンで殉職された中村哲医師についてふれ、「水は生きるために欠かすことは出来ません。そして水路は水とともに土砂も流します。さらに水は新たな紛争を引き起こします。憲法も、ともすれば如何様にも解釈され、水路同様つどメンテナンスが必要です」と話された中村哲氏はそのことを体現されました。
「国民を裏切った昭和天皇」
終戦後の新憲法下での昭和天皇のメッセージについて「沖縄・奄美大島に関して、25年ないし50年、あるいはそれ以上軍事占領を望む」これをマッカーサーに伝えたまさに自身の延命のためのメッセージでした。
戦時中御前会議で直接指揮をとった昭和天皇の責任は明白です。
メディアと私たち
「報道は国のためにあってはならない。報道は国民のためにこそある」
「語るに落ちた安倍政権」
麻生副総理の「単一国家発言」を始め、森友、加計、IR贈収賄疑惑、桜を見る会など不正疑惑のオンパレード
「その中でもあきれる桜を見る会」
首相枠千人が5~6千人に膨れ、私人の昭江夫人客が146人であったり、マルチ商法の社長が参加したりしている。
公文書管理のずさんさなど永田教授は厳しく指摘しながら講演しました。
講演の後、自治体首長要請文や集会宣言を採択しました。
最後に、参加者全員で「紀元節復活反対」青色のアピールボードを掲げて「紀元節復活反対」を唱和しました。
主催者を代表して挨拶する深瀬佑司代表
記念講演する永田浩三武蔵大学教授
下は紀元節復活反対のボードを掲げ唱和する参加者