2021年11月2日火曜日

第56回 中国人殉難者全道慰霊祭を 厳粛に開催

 第56回

 中国人殉難者全道慰霊祭を

         厳粛に開催

 10月24日(日)後志管内仁木町町民センターにおいて第56回中国人殉難者全道慰霊祭を63人が参列し厳粛に執り行いました。

 浄土真宗大谷派北海道教区北第3組の、教照寺、正念寺、浄秀寺、正覚寺、即信寺の五ヶ寺の住職が読経。読経の中参列者が順次焼香を行いました。

 焼香の後、仁木町の佐藤聖一郎町長が慰霊のことばを奉げ、中華人民共和国駐札幌総領事館劉亜明総領事の追悼のことばを事務局の鴫谷節夫道連会長が代読しました。

 北海道の鈴木知事と北海道議会の村田議長の弔文が報告されました。

 世話人代表の小樽商科大学穴沢眞学長が、参列者の皆様に御礼のご挨拶をされました。

 北海道在日中国科学技術者連盟の呉敦顧問が、日本軍国主義によって、中国人の強制連行が行われ、多くの犠牲者を生み出した。二度と繰り返さないために中日友好と平和が大切であると述べました。

 東京から仁木の会場に駆け付けた、北海道大学大学院法学研究科の吉田邦彦教授は、前日東京で行われた、731部隊の細菌による人体実験などの研究会の模様を特別報告しました。

 北海道大学中国人留学人員友好聯誼会の張立夫(医学部博士1年)さんと耿曟 涵(農学部4年)さんが 自己紹介を兼ねて挨拶し、室蘭工業大学の中国人留学生学友会の3人も挨拶、1人は強制連行について述べ、2人は英語で話しました。

 昨年は実施できなかった慰霊太極拳を今年は実施。

 鴫谷節夫会長が「剣」を表演しました。

 参加した中国人留学生の皆さんと会場で記念撮影を次々と行いました。

左から、吉田先生、張さん、耿さん、室工大の3人
 
            慰霊太極拳の鴫谷節夫会長
       世話人代表のあいさつをする小樽商科大学の穴沢眞学長
           浄土真宗大谷派の5か寺の住職様の読経

    慰霊祭終了後、

  中国烈士園の「日中不再戦友好碑」を

     留学生、北大2人、室工大3人が訪問

 慰霊祭に参加した中国人留学生、北大2人、室工大3人が、仁木町墓苑の中国烈士園「日中不再戦友好碑」を訪問。

 郭沫若氏の文字などが刻まれた碑を見て回りました。

 室工大と北大がそれぞれ記念写真を撮りました。

                張さんと耿さん