夏の平和キャンペーンに思うこと
劉連仁さんの思い出(28)
日中友好協会北海道連 会長 鴫谷 節夫
今年の夏は本当に暑い夏でしたが、皆さん元気に乗り切りましたか。小樽ではコロナ五類移行を機に、40回続いた「あおばまつり」(日本共産党小樽後援会が組織する「あおばまつり」実行委員会の主催)の4年ぶりの再会に取組み、9月3日快晴に恵まれて大成功を納めました。
私は事務局の一員として炎天下走り回ったので、バテバテでしたが、なんとか持ち堪えたので少し自信がついたところです。(9月6日付けしんぶん赤旗に紹介されました)
夏の平和キャンペーン 道新の頑張り
道新で8月11日から3日連載された保坂正康さん、逢坂冬馬さん、大川史織さん、遠藤美幸さんの対談企画は、目を見張る思いで読みました。自民・公明政権に維新と国民が加わって日本国民を戦争に引きずり込む策謀が進んでいることに危機感があるのだと思います。
大事なことが一つ抜けている
中国人強制連行事件についての記事が一つもないのは、大事なことが抜けていると言わざるを得ません。
日中友好新聞の読者の皆さんはよくご存じだと思いますが、中国人強制連行事件は日本帝国政府が閣議決定し政府機関が関与して行ったものです。従ってその結果については、日本国政府が責任をもって償わなければなりません。この国家犯罪を追求する記事が抜けていることを残念に思います。
年に一度の慰霊祭だけに終わっていないか
「烈士園の草取りをしていると、お墓参りに来た人から声がかかることがあるんだよ。日中不再戦友好碑って、なんの碑ですかってね。そこでいろいろ話をするですよ。」
墓守を自認する仁木町在住の齋藤圭二さん(慰霊祭事務局)の話です。それを聞いてハッとしました。やはり慰霊祭だけで終わっている、友好碑に集まるべきではないかと考えました。
(つづく)