5月19日(金)、札幌プリンスホテル国際館パミールにおいて「一帯一路の行方と中日経済協力の展望」と題して講演されました。
程大使は、中国吉林省の出身で吉林大学を卒業後、日本の大学に入学し卒業後、中国の外交部に勤務し、日本大使館に4回勤務するなど日本語が堪能な方です。
最初に「一帯一路」に対する評価について、中国が主導的に進めているという見方があるが、確かに中国が最初に発信したが、アフリカやアジアにおいて支持されており、これをイデオロギー的に見て中国だからという色眼鏡で見るのはおかしいと強調されました。
「一帯一路」とは「一帯」は中国から中央アジアにつながる「シルクロード経済ベルト」、「一路」は中国から南シナ海、インド洋、アラビア海を経て地中海に至る海上ルートをいう。
中国の十三期五か年計画は「対外開放・全方位外交」を目指している。また、世界経済は緩やかに改善されているが、下振れの要因もあるという見方を示されました。
講演は約1時間40分、3人から質問を受けて終了しました。
日本中国友好協会から鴫谷節夫道連会長、影浦貞宏道連事務局長、札幌支部の重本雅江理事の3人が参加しました。