2022年11月1日火曜日

日中国交回復50周年によせて     

 日中国交回復50周年によせて

                   岡崎 邦宏


 私が日中友好協会にかかわるようになったきっかけは、井上司先生との出会いがあったからでした。

 当時先生は札幌東高校に在職中で、私も当時白石区内の公立小学校に勤務しておりました関係で、先生に勧められて『日中友好新聞』の購読を始めました。

 その当時は中国の文化大革命やその余波の中で、日本と中国の関係は余りよくありませんでした。私自身も中国の革命文学を読みあさっていた学生時代と比べても、中国とは余り友好的な感情を持てない状態でした。それでも、尊敬する井上先生から勧められたので、『日中友好新聞』の購読を了承して、以来現在に至っております。

 実は、日中友好協会札幌支部理事長の小川勝美氏とは、江別高校の同級生でありました。還暦を過ぎた辺りから、彼も含めて何人かの同級生と年何回か酒を飲んだりミニ旅行をしたりする様になりました。(現在はコロナの関係で中断しています)そんな関係が、私にとっての日中友好協会との第2の接点でした。

 現在の日中関係は香港問題や台湾問題を見ても、自分自身が友好的な心情を醸し出せない状態にいることも事実です。しかしながら、日本と中国は長い歴史の歩みの中で、何を基調にしていくかを考えた時に、『対決・軍備増強』では、課題の解決にはつながらない。『日中友好』でしか有り得ない。今いろいろ苦労の多い時期でも在るが、地道に努力していくことが大切であろう。