日中国交正常化50周年
記念シンポジウムに参加して
釧路支部 原 聰
日中国交回復は戦後の国民の願いであり、日中友好協会の創立以来の課題でもありました。
中国への侵略戦争に始まったアジア太平洋戦争と敗戦の痛切な体験と反省にねざした要求であり、課題でした。当時国民の中に日中国交回復を実現して平和な友好関係を実現することこそ、戦後日本の取るべき道だとの世論があり、国交回復運動を支え、日中国交回復が実現しました。
釧路支部も労働組合、民主団体、女性団体と共に全国三千万署名に取り組みました。
国交回復後日中両国民の往来、文化・経済交流などが可能となり活発になりました。
日本に好感を持つ中国人が多いのに反し、中国に好感を持つ日本人は20%程とのこと。
今回のシンポジウムは、日本人の嫌中感が広がるなか、日中友好と平和を願って活動する若い世代の思いを聞けたことが成果でした。