2023年3月7日火曜日

第46回 紀元節復活反対 2・11道民集会を開催

 第46回 紀元節復活反対2・11道民集会を開催

   「統一協会問題と日本の保守政党」

   北海道大学大学院文学研究科 櫻井義秀教授が講演


 2月11日、ホテルライフォート札幌で、第46回 紀元節復活反対2・11道民集会が、会場とオンライン参加で開催されました。

 靖国神社国営化阻止道民連絡会議代表の浦瀬佑司(札幌パブテスト教会)代表が主催者挨拶をおこないました。日中友好協会札幌支部も参加団体です。浦瀬代表は、「こんにちの日本は歴史の転換点にあるのでないか。安倍元総理の銃撃事件を機に統一協会が大きくクローズアップされている」と述べ、講師の北大大学院文学研究科の櫻井義秀教授を紹介しました。

 講師の桜井教授は、講演の冒頭、演題の「統一協会と日本の保守政党」について、自民党は、日本・伝統・家父長制にすがりつく名ばかりの保守と紹介し、本当の保守主義ではない。自民党と統一協会は「反共」で一致し、自民党は統一協会を利用し、統一協会も自民党を利用している。

 講演の主旨を紹介し、統一協会の歴史を簡単に振り返り、①性と合同結婚式の宗教、②韓国のための資金調達活動に特化した宗教、③植民地支配に対する恨(ハン)の3点がこの教団の基本的特徴。

 そのうえで、統一協会問題は、宗教法人としては解散される(?)数年先に、任意の宗教団体として残る世界平和統一家庭連合、各種関連団体と日本社会がどう付き合っていくかという課題が残されたままである。 制度・法律的な規制には限界があり、若者がだまされず、中高年が不安につけこまれないための智恵と人間関係を社会の各層でそなえることでしか被害を減らすことはできない。

   韓国の統一協会と

  日本の統一協会

 1961年韓国で朴正煕(パク・チョンヒ)氏がクーデターで政権につき「反共法」を制定して共産主義に対抗する「勝共運動」を展開。統一協会の別組織「国際勝共連合」は政権の庇護を受けた。

 1973年、日本では、教祖の文鮮明と韓鶴子夫妻と岸信介元総理が教団本部で記念撮影。2004年、日本の統一協会久保木修己元会長が「美しい国日本の使命」という本を出版。2006年には、安倍元総理が「美しい国へ」の本を発行している。

    組織票(6~8万)の

  差配は安倍元首相

 統一協会の組織の差配は安倍元首相がになってきた。また、はがきの郵送やビラの配布などを手伝う。2016年の参議院選挙では、宮沢善文候補を支援。統一協会・世界平和連合は、「宮沢候補の掲げる政策が我々の理念と一致」とパンフレットに記載している。

           

                                    講演をする櫻井義秀教授
               開会挨拶をする浦瀬佑司代表

2023年2月17日金曜日

3・1ビキニデー北海道集会を開催

      3・1ビキニデー北海道集会を開催

 

  2月4日、北海道クリスチャンセンターにおいて、3・1ビキニデー北海道集会が開催されました。

 主催は、北海道原水協など。日中友好協会札幌支部も参加団体です。

 集会では、主催者を代表して、北海道宗教者平和協議会理事長で一条寺住職の殿山善彦実行委員長が挨拶しました。殿山氏は世界は戦争の時代に突入してしまった。新たな危機感を持たざるをえない。戦争を始めるのは簡単だ。どう終わらせるのか、見通しを持っているものは誰もいないなどと述べました。

  殿山氏は、本日の3・1ビキニデーを機に、平和への危機を共有し、核兵器の廃絶、原発の廃止に向け力を合わせましょうと呼びかけました。

 追悼の部では、殿山住職の読経の中、参加者を代表して北海道被爆者協会の代表が、原水爆犠牲者と全戦争犠牲者の御霊に献花しました。続いて、北海道キリスト者平和の会の黒田靖氏が、平和の願いを朗読提案、被災船元乗組員の証言を紹介しました。

 講演の部では、『「ビキニ事件」と日本の戦後』『私たちは「核時代に生きる当事者」』と題して岡村啓佐太平洋核被災センター副代表が、1時間強の講演を豊富な資料使って行いました。

 ヤルタ会談後の6日、ソ連の参戦前に広島にウラン型原爆を投下。ソ連参戦の9日長崎にプルトニュウム型原爆を投下。 ビキニ事件ではアメリカが日本に200万ドルを見舞金として支払うことで政治取引を行う。また、ビキニ被爆船員訴訟裁判は、まだ各地で闘われている。支援をと呼びかけました。
 集会は「日本政府へ 核兵器禁止条約に参加を」の決議を行い、原爆の火を守る募金の訴えが行われ終了しました。
        上は、講演される岡村啓佐太平洋核被災センター副代表。
     下は、主催者代表の北海道宗教者平和協議会理事長の殿山善彦実行委員長

文革終結宣言から8年  第20回慰霊祭を迎える 劉連仁さんの思い出(22)   

  文革終結宣言から8年

 第20回慰霊祭を迎える 

          劉連仁さんの思い出(22)

        日中友好協会北海道連 会長 鴫谷節夫


  第20回中国人殉難者全道慰霊祭は日曜日となった7月7日に挙行しました。

 例年どおりの次第でしたが、読経は小樽仏教会、世和人代表挨拶・藤井栄一商大学長、仁木町長挨拶は島本虎三氏でした。

 仁木町と小樽仏教会に感謝状が贈呈され、慰霊として太極拳表演のほかに「おたる潮太鼓」の演奏がありました。

    

     栞に載った島本町長の

   メッセージ

  島本町長は挨拶とは別に次のようなメッセージを寄せています。


 第20回の慰霊祭を迎えて

   仁木町長 島本虎三

 日中不再戦友好碑が仁木町に建立されてから、すでに20年たちました。今、第20回中国人殉難者全道慰霊祭を行うに当たり、今こそ強い反省が必要であると痛感されます。

 政府は専守防衛、平和に撤すると言いながら国防優先の言葉が次々と流れてくるのはどうしたことでしょう。

 私たちは満州事変から盧溝橋事件へと日本の軍国主義が全中国に侵略の戦火を広げ、中国人民千数百万人を殺傷したことを深く反省しなければなりません。

 「日中不再戦友好碑」のもとに、この過去を懺悔し、平和こそ何ものにも代え難い貴重な資産であることを肝に銘じ、その為の誓いの碑にしてこれを守っていきたいと考えます。


 「その為の誓いの碑にしてこれを守っていきたい」という決意は、その後の慰霊祭の基本理念としてしっかり受け継がれています。

 岸田内閣は「閣議決定」という国会を無視した独裁的手法によって、米国に組み込まれた敵基地攻撃という戦争へ進もうとしています。絶対にその道を許してはなりません。

                          (つづく)

「日中不再戦」の声を今年こそ 大橋 晃

 「日中不再戦」の声を今年こそ

                  大橋 晃

 「日中不再戦」ーー日中友好運動の原点であるこの言葉が、今年は現実味を持ったものになろうとしています。

  岸田首相は、「敵基地攻撃能力」の保有、軍事費の倍化などを手土産に訪米し、バイデン大統領と「敵基地攻撃」の運用で協力することを約束しました。これは「台湾有事」などに際して、自衛隊が米軍の指揮のもとに中国に攻め込むことを可能にするものです。

 今年を「新たな戦前の年になる」としたタモリの発言が話題となりましたが、これも現実味を帯びたものになってきています。

 私は1940年に北京で生まれ、5歳の時石家荘で終戦を迎え、翌年引き揚げました。  幼少時でしたが、戦争末期の空襲の記憶は鮮明に残っており、ウクライナの地下壕で恐怖に震える幼子を見ると、当時の記憶がフラッシュバックします。

 同時に、歴史を学ぶ中で、日本が中国の人々に与えた「加害」についても深く考えるようになりました。私の父は民間人で、中国の人々に差別的なことはしていませんでしたが、私たちの存在自体が「侵略者」の一員であったことは紛れもない事実です。

  「2度と被害者にも加害者にもならない」――これは生涯を貫く私の原点です。

 最近の中国の軍拡や一連の理不尽ともいえる行為は確かに問題です。しかし「軍事に対して軍事」がエスカレートしていけば行きつく先は明らかです。福田康夫元首相も「日中互いに軍備を強化しあう関係でいいのか」(毎日デジタル1月1日)と言っています。

 憲法9条を持つ国として、いまこそ外交的努力こそ強めるときです。そして「日中不再戦」の声を国民の間で大きく広げるときです。

          〈勤医協中央病院名誉院長〉

             (元道議会議員)




2023年1月19日木曜日

閣議決定とは        全道慰霊祭に関わる私にとっては

 閣議決定とは        内閣総理大臣とその閣僚の合議体  で、内閣の権限事項を決定

              するこ と、非公開なもの


全道慰霊祭に関わる私にとっては    国民に何の説明もせず、自分たち で決めてしまう

                   政府のやり方。理不尽で非人道的な政府決定。


 このように断言するようになったいきさつを説明します。まず、資料①、②を一読、御覧になってください。罪深い決定だと心に刻んだ歴史の真実です。資料①は中国人殉難者全道慰霊祭の案内文です。資料②は日中不再戦友好碑の背面文です。

 中国人殉難者全道慰霊祭に参加するようになったのは、仁木九条の会事務局員として鴫谷先生の講演を企画・運営する一員となってからです。2009年の8月に、第2回すいとんを食べながら平和を語る会で、「なぜ日中不再戦友好碑が仁木町にあるのか」というテーマで、歴史的資料でわかりやすく、印象深い話をしていただきました。その時に「この閣議決定がなければ」と思いました。

 その後、2014年{集団的自衛権行使」を閣議決定、2015年「安全法制(戦争法)の強行採決」、岸田政権では「安部元首相の国葬」、「安保三文書」の閣議決定が続いています。もうこれ以上、危機的な政府決定を見逃すわけにはいきません。

 日本国憲法の精神を生かし、不再戦友好の誓いを貫くため「国民の、国民による、国民のための政治」に変えていく行動が必要です。

                      仁木町 齊藤 圭二


 資料①

 一九四二年十一月二十七日、東条内閣は「華人労務者内地移入の件」という閣議決定をしました。

 大日本帝国陸海軍と日本政府が推し進めた侵略戦争の痛ましい傷痕が、私たちの北海道の大地に深く残っています。この事実を忘れては真の日中友好は成り立ちません。


 資料②

昭和十七年、東条内閣が閣議決定し、この碑より十五粁は九百名の中国人俘虜を強制労働や栄養失調等で犠牲となりました。日中両国人民の永遠の友好を願いが再び戦うことのないことを願い哀悼の意を表します。殉難者の皆さん安らかにお眠りください。

  一九六六年十月




名実伴う 中国人殉難者全道慰霊祭を   ━第20回をめざして━

  名実伴う中国人殉難者全道慰霊祭を  ━第20回をめざして━              

      劉連仁さんの思い出(21)

      「慰霊祭のしおり」

     日中友好協会北海道連 会長 鴫谷節夫

  慰霊祭当日、参列者に配る「栞」が作られたのは、第16回です。ガリ版印刷の6ページですが、当時のやり方が判って興味深いところがあります。

 日本・中国友好協会札幌支部太極拳サークルによる慰霊太極拳がこの栞に載っています。例年事前に配布するチラシに「慰霊祭のあゆみ」では第19回(1984年7月1日)に慰霊太極拳の記載がありますが、それより3年前に始まっていたわけです。

 強制連行された中国人の要求書

 この栞の5ページと6ページには、小樽の菅原組と日本港運業会に強制連行された中国人が、米軍の荷役要請を拒否した次のような「要求書」が掲載されています。

   要求書(訳文)

一、我等は俘虜として来たのであって、華労としてきたのでない。自ら願って日本の牛馬の如き仕事をしに来たのにあらず。此れ日本軍隊が強力に中国の数十箇村を包囲、青壮年を問わず全部捕らえ、一部を捕虜とし、一部を農民として捕らえたのである。これを以て我等は俘虜待遇を受くべきで、華労待遇ではない。

二、日本に来て受けた損失に対する賠償

1、労力と精神上の損失(以下略)

2、残留家族の生産財上の損失(以下略)

3、由って、我等俘虜として日本に来たる一年間家族の音信不通(我等に通信を許さず)、故に家族の生活は維持できない。又、生死を知らず、毎日心配している。すべからく一刻も早く帰国し、以って家族の意を安んぜん。

小樽華人代表

 常金才、張玉林、税憲巧、韓明徳、武済津、王付臣、嚇土傑

 

 この資料は「小樽民衆史を語る会事務局長・琴坂尚氏の資料集」から引用したものです。


  宝物❘参列者名簿

 16回はこの外に、「中国人殉難者全道慰霊祭参列者名簿」を用意し、参列者に記帳を求めました。直筆で56名分があります。57回まで延べ参列者数はどのくらいになるか、名簿を数えてみたいと思っています。                 (つづく)

新年あけまして おめでとうございます。

  新年あけましておめでとうございます。

         日中友好協会札幌支部事務局長 影浦貞宏


      新年あけましておめでとうございます。

 と、心からお祝いしたいところですが、今年もあまり期待できませんね。

 ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の度重なるミサイル発射に乗じた大軍拡。物価高騰への無策。追い打ちをかけるように消費税アップの画策。危機に乗じた原発回帰の方針。

 最も恐ろしいまやかしは「集団的自衛権の行使で敵基地攻撃能力を使える」と政府見解を述べていながら「専守防衛を守る」という、自分が何を言っているのか、よくその矛盾に耐えられるものですね。

 先日、アメリカの戦歴や介入した1950年代以降を調べてみました。主だったところでまず1950年の朝鮮戦争、グアテマラ革命の介入、キューバ介入、トンキン湾事件、ベトナム戦争、リビア空軍機撃墜、イラク戦争、ロシア・ウクライナ戦争まで32回介入や戦争をやっていない年はベトナム戦争後の7年間だけでした。

 私は74年から92年の間に3回アメリカに渡りましたが、スーパーに入ると入口カウンターに、銃やライフルが壁にかけてあって、身分証明書があれば誰でも買えるとのことでした。当然銃による犯罪は日本の数百倍に上るとのことした。

 こうした好戦的なアメリカと安保条約を結んで、なぜ安全なのでしょう。

 今年もまた、皆さんと一緒に重い腰をあげなければなりませんね。