2019年9月27日金曜日

中国  瀋陽とハルピンを訪ねて

 9月16日から21日までの6日間、中国の瀋陽やハルピンを訪問し、日本軍国主義者が行った中国侵略の史跡や記念館などを訪問・視察を行ってきました。当初予定していた、9・18記念式典には中国側の事情で参列がかないませんでした。
 この平和の旅には、12人が参加、旅システムの青木さんと13人が訪問しました。
 17日、撫順戦犯管理所や撫順炭鉱の露天掘りを見学しました。また、平頂山惨案遺趾記念館も見学しました。
 18日には9・18歴史博物館を見学しました。
 19日、高速鉄道でハルピンに移動し、日本軍の第731部隊の生きた人間の人体実験の遺趾を見学しました。
 また、ハルピン駅にある韓国の独立運動家・安重根記念館を見学しました。
 パルピンでは、ロシア料理を食べ、瀋陽では有名な老辺餃子を堪能しました。
 天候に恵まれた大変有意義な旅でした。
 今回の平和の旅に参加された2人の方が日中友好新聞の読者になってくれました。
           撫順戦犯管理所趾
                 瀋陽の故宮
            瀋陽の9・18歴史博物館の記念碑前で
           ハルピンの日本軍731部隊のボイラーの煙突前で
        12種類の老辺餃子とおかずの前で総括的に挨拶する鴫谷会長

中華人民共和国成立70周年祝賀 レセプションが盛大に開催される

 9月26日、札幌市のパークホテルで、中華人民共和国成立70周年祝賀レセプションが盛大に開催されました。
 主催者を代表して駐札幌総領事館の孫振勇総領事が挨拶をされました。
 日本中国友好協会から鴫谷節夫道連会長、小川勝美理事長、影浦貞宏事務局長、三木ふみよ札幌支部副理事長がご招待を受け参加しました。
 孫総領事は、49年10月1日の新中国成立時とこんにちを比較し大きな発展を遂げたことを述べました。
 「2018年、GDPで90兆元を超え、世界経済の15%以上に達し、世界第2位の経済大国になっている。外貨準備高は第1位、貿易額も第1位に達している。世界経済発展の原動力の役割を果たしている。世界170か国と国交関係を結び、国交を通じて世界の平和と発展に努めている。しかし、世界最大の発展途上国であることに変わりがない」などと述べました。「昨年は李克強総理が来道し、道民と交流を深めました。中日関係が新たな発展をするよう期待しています。ご参会の皆さんのご協力で両国の友好関係がさらに発展するようご協力をお願いします」と挨拶を結びました。
 たくさんの来賓挨拶のあと乾杯の音頭で祝宴が進められました。
          挨拶をされるちゅか人民共和国駐札幌総領事館孫振勇総領事
         孫振勇総領事夫妻と左から周玉蘭のお孫さんと鴫谷節夫会長
 お二人をおいて、小川勝美理事長、三木ふみよ札幌支部副理事長、影浦貞宏事務局長

劉連仁生還60周年記念誌 発刊集会

「劉連仁生還60周年記念誌
   発刊集会」が開かれる

 9月1日(日)当別町若葉会館で、「劉連仁生還60周年記念の記録」の発刊を祝って、「伝える会」が集会を開きました。
 昨年の8月26日開催された「劉連仁生還60周年記念集会」において、60周年の記念すべき節目に何か残せないかという提案があり、約1年をかけて資料や写真を集めて、ようやく完成したのが「劉連仁生還60周年記念の記録」でした。
 会は伝える会会員のほか当別町や札幌などから約60人が参加。会場はほぼ満杯状態でした。
 大嶽秋夫事務局長の司会で進行され、大澤勉会長から集会参加者へのお礼と、記念誌発刊の経緯が話されました。
 日本中国友好協会から5人が参加し、影浦貞宏道連事務局長が北海道支部連合会を代表して来賓の挨拶を行いました。
 記念誌とともに製作されたDVDが放映され、劉連仁さんが強制連行から本国送還までの記録や伝える会のこれまでの取り組みが詳しく放映されました。
 特に、会場に感動を呼び起こしたのは、茨木のり子 さんの「劉連仁物語」を教育大生他3人の方々による朗読でした。
 また、会場には大澤勉会長の劉連仁さんの強制連行から生還・本国への帰還まで見事な水彩画が展示されていました。
 大変中身の充実した集会で、また、再会を誓い合いました。
 「記念の記録」には、昨年の森越智子さんの記念講演の内容や劉連仁さんを発見・保護した時の故袴田清治さんや木屋路喜一郎さんの回顧録などが収録されています。また、7月7日の北海道新聞の「異聞風聞『劉連仁さんが教えること』」なども掲載されています。
 この「記録」は、1冊5百円以上の協力金が必要です。
 申込みは、今野一三六さんへ、電話090❘9755❘8576まで。
日中友好協会北海道連を代表して挨拶する影浦貞宏事務局長

 美唄市の坂東知文市長に要請  「受け入れることに問題はない」と回答

三菱マテリアル 「記念碑」設置で
  美唄市の坂東知文市長に要請
    「受け入れることに問題はない」と回答

 9月3日(火)、三菱マテリアル基金の記念碑建立・追悼事業北海道実行委員会(準備会)は、美唄市の坂東知文市長に、三菱マテリアル「記念碑」設置について、我路ファミリー公園内に設置したいので受け入れられますように要請しました。
 この要請に参加したのは、田中貴文弁護士、小坂祥司弁護士、日中友好協会北海道連から鴫谷節夫会長、供野周夫副会長・美唄事務局長、小川勝美理事長の3人が、北海道日中から八島氏、北海道フォーラムの小林氏、彫刻を制作する安田侃さんのご子息である安田琢氏の計8人。
 田中貴文弁護士から、中国人強制連行・強制労働犠牲者と西松建設などの和解について説明し、三菱マテリアルとも2016年6月に和解解決と和解内容を説明しました。
 この和解に基ずき「三菱マテリアル基金」よる記念碑建立・追悼事業北海道実行員会(準備会)で協議を重ねてきた。①北海道関係の強制連行被害者は、6事業場1637名であるが、記念碑は、美唄市に1基建立する。②記念碑は、美唄市出身の安田侃さんに制作を依頼する。③記念碑を、我路ファミリー公園内に設置する。などを説明し、記念碑設置を要請しました。
 坂東市長は、「美唄の歴史に関するものであり、じん肺のモニュメントも既にあり、記念碑を受け入れることには問題がないと思いますが、関係団体と相談・話し合いをすすめ、早急に決めたい」と回答しました。
     写真、手前右が美唄坂東知文市長、向かい側、右から供野副会長、田中弁護士、小坂弁護士、鴫谷道連会長、八島氏。