2015年2月10日火曜日

2015年日中友好協会新年交流会

 日本中国友好協会北海道支部連合会と札幌支部の共催により、1月25日、KKRホテル札幌で、道連結成60周年祝賀会を兼ねて新年交流会を開催しました。
 中国領事館から張毅領事、曹帥領事の2人が参加、在日華僑の皆さんや中国人留学生の皆さんなど多数の来賓と札幌支部、小樽支部、苫小牧支部、室蘭支部の会員の皆さんなど40人が参加しました。

 新年交流会の開会に先立って、新芸能集団乱拍子の4人が獅子舞を演じてくださり、おひねりもあがりました。

斎藤康治道連会長・札幌支部理事長は、開会挨拶で、中国領事館や民主団体などの来賓の皆さんに感謝と御礼を述べ、道連結成60周年、札幌支部再建20周年、中国人殉難者全道慰霊祭が50回目の節目の年で一層のご支援・ご協力をお願いします、と述べました。 

 来賓の皆さんを代表して、田中貴文弁護士からご挨拶をいただきました。強制連行裁判弁護団事務局長の田中弁護士は、日本の裁判では最高裁ですべて敗訴になったが、中国北京でこの3月から裁判が始まることを紹介されました。

 大橋晃勤医協中央病院名誉院長の乾杯の音頭で祝宴に入りました。
 札幌支部の三木ふみよさんが剣を使った太極拳を表演しました。
 来賓の皆さんからテーブルスピーチをいただきました。

 日本共産党札幌市議団の小形香織市議は、昨年の総選挙で躍進したことを報告しながら春の地方選挙でのご支援を訴えました。

 北海道原水協の嶋田千津子事務局長は、広島、長崎被爆70年の今年、4月末にニューヨークの国連本部で「核不拡散条約(NPT)再検討会議」が開かれ、道民の核兵器廃絶の強い要求を携えて参加するすることを明らかにして支援を訴えました。

 日本共産党北海道委員会の小川健次さん、北海道革新懇の小泉孝義事務室次長、北海道華僑華人婦女会の周玉蘭会長は司会者から紹介がありました。

  晋南貿易の曲健三社長は、父は中国人、母は日本人で日中友好のために日本で生まれ育った。最近、雪が多く除雪のことで、会社周辺の住民から苦情があった。その中で「中国へ帰れ」と理不尽なことを言われたことを紹介しました。

 北海道中国会からは3人が参加され、田義之代表は会を作って1周年立ったことを紹介し、第40回の慰霊祭、昨年の慰霊祭にも参加した、今年も参加すると挨拶されました。陶恵栄運営委員長は、莫邦富著「この日本、愛すればこそ❘新華僑40年の履歴書」という本を紹介しました。

 中国語教室の楊志剛先生や中国人留学生学友会から3人が参加しました。
 旅システムの青木さんは6月の当別ツアーを紹介。 道連の鴫谷節夫理事長・小樽支部、苫小牧支部の河野紘事務局長、室蘭支部の松原剛支部長などが支部の活動などを紹介しながら挨拶されました。

 この新年交流会にむけて、札幌支部の影浦貞宏事務局次長が、事務所の古い資料や新聞綴りなどからA4判9頁の「北海道における日本中国友好運動60年略史」を作成。1952年内山完三(日本中国友好協会理事長)氏が道内12ケ所で日本中国友好協会の役割と設立について講演、組織づくりを始めたことから書き出し、今年1月13日、斎藤康治会長と小川勝美札幌支部事務局長が中国領事館に滕安軍総領事を訪ね、新年のご挨拶を行ったまでが記載されています。参加者全員にこの略史を配布しました。

 中国語教室の楊志剛先生が立派なアコーデオンで素晴らしい演奏を行ってくださいました。

 また、うたごえの黒沢薫さんが、アコーデオンを演奏しながら「しあわせのうた」を歌ってくれました。また、黒沢さんは、楊先生が左手のボタンキーでメロデーを演奏されたことを高く評価され、アコーデオン自体も立派ですと褒めました。

 中国領事館の滕安軍総領事から、新年交流会参加者皆さんで飲んでくださいと、瓶の紹興酒2本と甕の紹興酒1甕、また、これも領事館から楊先生がいただいた、モンゴル自治区療通市人民政府接待専用酒1本、計4本を、参加者みんなで美味しくいただきました。
 今年も全員で「東京・北京」を大合唱しました。
 最後に、参加者全員で記念撮影を行いました。