2017年5月19日金曜日

青年法律家協会北海道支部憲法フェスティバル2017 国家━憲法━家族  ~どうして、健保改正の標的に?~

 4月29日、青年法律家協会の憲法フェスティバルがかでる2・7で開催された。
 大阪電気通信大学中里見博教授が「24条が拓く‟個人が輝く”社会」と題して講演しました。
 中里見教授は ◎24条の起草者、ベアテ・シロタ・ゴードンさんの人権思想に立ち返り、ベアテさんがつくった24条の原案などの人権条項が求めたものは、男性の支配から女性が、年長男性の支配から年下の男性が解放され、子どもがきちんと教育を受けられ、だれもが個性を持った個人として活き活きと生きられるにすることだった。◎それからちょうど70年後、いま日本社会で、女性と若者が、男性と年長男性に有利な社会のもとで輝くことができず、自由と権利を求めて立ち上がっています。そうした状況の中で、24条の現代と共鳴しあう意義を立ちあがらせたいと述べ、シロタ草案などを示し講演を行いました。また、自民党が検討している「家庭教育支援法案(仮称)」未定稿などもしめしました。
 続いて、打越さく良弁護士が「24条の意義と改憲の動向」と題して講演しました。打越弁護士は夫婦別姓訴訟弁護団事務局長などの自己紹介の後、夫婦同姓強制の要件に戸籍法74条がなっている。  婚姻の際に夫の氏を選んだ割合の推移などを示し、現状について報告。また、憲法24条と24条があっても平等も個人の尊厳が徹底されていないのが現状。なのに、自民党の24条改憲案は、戦前と同じ家族主義を強調。婚姻も「両性の合意のみ」の「のみ」を外すなど、9条と24条が狙われているなどと講演しました。
続いて、参加者からの質問に答える形で、パネルディスカッションが行われ、会場からの質問を神保大地弁護士などが整理して、中里見教授や打越弁護士などが答えました。最後に、閉会挨拶に立った青年法律家協会北海道支部の田中貴文支部長は、安倍内閣が「共謀罪」を強行しようと危険な動きをしている。札幌弁護士会は5月3日の憲法記念日の午後大通り公園で「これまでもこれからも私たちは戦わない」と大集会を開き、パレードを行います。多数の皆さんがお誘いあわせの上ご参加くださいと訴えました。
          パワーポイントを使って講演する中里見博教授
            資料を示しながら講演する打越さく良弁護士
 パネルディスカッション、左から打越さく良弁護士、中里見博教授、
              神保弁護士、麻生有美子弁護士
閉会挨拶をする田中貴文弁護士