2018年1月10日水曜日

南京大虐殺から80年ー南京大虐殺記念館を見学

 昨年12月14日から19日までの6日間、日中友好協会北海道支部連合会が主催する中国平和の旅に17人が参加し、南京と上海を訪れ、日本軍の南京大虐殺記念館と「慰安婦」歴史博物館などを見学しました。
 参加者は、札幌10人、山梨2人、小樽2人、熊本1人、苫小牧1人、旭川1人の17人でした。
 15日、小雨が降り続く中、南京大虐殺記念館を見学しました。
 昨年5月からリニューアルのため休館し、12月13日に中国共産党の習近平総書記も出席して「南京大屠殺死難者国家公祭儀式」が行われ、14日からオープンしました。
 私たちは記念館前に献花と黙祷を捧げてから記念撮影をし、見学に入りました。
 2010年の見学時より、施設が拡張され、セキュリティーが厳重になり、また展示内容も充実していました。
 引き続いて、2015年に開館した「南京慰安所旧趾陳列館」を見学しました。
 2003年ごろ取り壊されてマンションが建設される計画であったが、大学教授などが働きかけ、日本軍の慰安所8棟がすべて保存されていて、虐殺記念館と同一施設として南京市が修復して開設しました。
 南京市の個人が数億円の費用を投じて開設している「南京民間抗日戦争博物館」を見学。呉千斌館長と懇談もし記念品を頂きました。
 17日、上海では、魯迅記念館や抗戦記念館などを見学しました。
 
淞 抗戦記念館は上海事変の激戦地に2000年に開館したもの。また、2015年に公開した四行倉庫抗戦記念館などを見学しました。
 18日は、2016年に開設した上海師範大学構内の中国「慰安婦」歴史博物館を見学しました。また、上海師範大学の教授が近年、日本海軍が1937年に上海で慰安所第1号として開設した建物を発見。今は数世帯が入るアパートとして利用されていますが、この建物も見学しました。
 日中友好新聞 北海道支部連合会発行の2018年元旦号から。
 
                花輪を献花する
              参加者全員で黙祷を捧げる
              参加者全員で記念撮影
細川夫妻も記念撮影