2018年1月10日水曜日

新入会員の自己紹介 勤医協札幌病院の細川誉至雄医師

 1953年生まれ。79年に旭川医科大学を卒業し勤医協中央病院(外科)に就職。専門は呼吸器外科で2005年から勤医協札幌病院に異動しました。
 働く人々のいのちと健康を守る北海道センターとの係わりから、最近はじん肺・アスベストや過労死問題に取り組んでいます。  
 縁あって、2009年から始まった日本キューバ科学技術交流委員会(1987年設立)の医療部の交流に参加し、INОR(キューバがんセンター)を訪問。
 肺がんに関しての講演や回診、手術等を中心に交流してきました。来年5月にハバナで第6回目が予定されています。また、この様な交流からアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会の会員でもあります。
 731部隊の人体実験もそうですが、戦争は人間の倫理観を奪い犯罪を起こさせる最大因子ではないか?
 今回「慰安婦」問題や南京大虐殺についても自分の目で確かめたい思いで、初めて中国旅行に参加しました。
 素朴な上海師範大学の学生さんや街中の店員さんと接し、また記念館の出口のPeace(平和)を見て中国の不戦の思いを感じることが出来ました。
 これからもよろしくお願いします。


       
          新しく会員になられた細川誉至雄医師と特別会員になられ細川久美子さん
           南京大虐殺記念館で献花後記念写真



 特別会員に入会しました。
   「中国の歴史と文化の旅」に参加して」  細川 久美子(東区在住)

貧しい農家で育った私には、大学進学を望むことはできなかった。年金を貰うようになったら大学に入学してみたいとの思いで、60歳から放送大学で学びの場を得ることができた。
 近年、中国史、韓国、朝鮮史を受講し、是非今回のツアーに参加してみたいと、夫に夏休みを合わせてもらい夫婦で参加した。
 百聞は一見に如かずの精神で参加はしたが、南京大虐殺記念館・南京慰安所旧趾陳列館・上海師範大学学生さんによる慰安婦博物館での説明を受け、衝撃を受ける日々であった。性奴隷とされたアジアの多くの女性の悲しみ、苦悩は想像を絶するものがあった。看護婦として勤務していた時、御指導を頂いた山崎幸元総師長さんの晩年の日中友好協会での活動にも触れることができた。もう一度元総師長さんが出版された『悲しみは松花江に流して』を読んでみたいと思う日々である。そして上海大学の学生さんたちの平和を願うキラキラした瞳に。沢山の勇気をもらうことができました。